さて本日は20系を牽引した蒸気機関車等が気になり、調べてみたのを記事にしてみました。
記事の情報は2020年の7月11日です。記事の情報は定期列車を基本としており、臨時の代走等は抜けがあるかもしれません。
あさかぜ
20系といえば代名詞のあさかぜ。
あさかぜは登場時、姫路までが電化されており、牽引機は
東京-姫路 EF58
姫路-下関 C62
下関-門司 EF10(シルバー)
門司-博多 C59
でした。ちなみに蒸気機関車とは少し話が脱線してしまうのですが、
EF58はブルトレ色・青大将・ブドウ色
と様々な色のEF58が牽引していたらしいです。模型で再現するのも面白そうです。
編成は
マニ20+ナロネ20+ナロネ21+ナロネ21+ナロ20+ナシ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハ20+ナハフ20
です。
さくら
続いてはさくら。牽引機は
東京-姫路 EF58
姫路-下関 C62
下関-門司 EF10
門司-博多 C59
博多-長崎 C57・C60(・C61)
だそうです(3)。
全編成は
カニ21+ナロネ22+ナロ20+ナシ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ21+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ20
でした。
長崎本線は軸重の関係でC59が入線できず、後述するC57、C60、C61が牽引していました。
長崎編成はC57時代は(2)
カニ21+ナロネ22+ナロ20+ナシ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ21
でした。
長崎編成はC60時代は牽引定数に余裕ができて、ナハネ20が1両増えて
カニ21+ナロネ22+ナロ20+ナシ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ21
でした。(2)
またC57からC60に置き換えられるときに、暫定的にC61が牽引していたそうです。
さくら 佐世保乗入れ時のC11補機
早岐-佐世保 C11
昭和40年のさくら、佐世保乗入れに伴い、佐世保線では折り返し逆行運転となるため補機としてC11が連結されていました。
C11の向きは通常逆向きでしたが、通常の向きで運転されることもあったようです。またC11にはヘッドマークを付けて運転されることもありました。
C11補機 8620代走
8620代走
また上記の件ですが、8620がC11の代走を務めたこともあったようです。(6)
何とヘッドマーク付きだそうです。
はやぶさ
東京-姫路 EF58
姫路-下関 C62
下関-門司 EF10
下関-博多 C59
博多-鹿児島 C61
だそうです。(3)
全編成は
カニ21・22+ナロネ22+ナロ20+ナシ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ21+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ20
でした。
西鹿児島行きの編成が
カニ21・22+ナロネ22+ナロ20+ナシ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ21
博多行きの編成が
ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ20
でした。
みずほ
山陽本線内 C62
下関-門司 EF30
博多-熊本 C59
大分編成 DF50
だったそうです。(4)
ちなみにブドウ色のEF60・EF61が牽引したこともあったそうです。
フル編成は
カニ22+ナロネ22+ナシ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ21+ナロネ21+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ20
でC59が牽引した熊本編成は
カニ22+ナロネ22+ナシ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ21
でした。
はくつる
続いては東北本線の寝台特急列車はくつるです。
東京-黒磯 EF58
黒磯-仙台 ED71
仙台-盛岡 C61
盛岡-青森 C61+C60
盛岡-青森間は勾配区間の為重連となっていたようです。
編成表は
カニ21+ナロネ21+ナシ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハ20+ナハフ20
でした。
ゆうづる
上野-平間 EF80
平間-仙台 C62
仙台-盛岡 ED75(5)
盛岡-青森 DD51重連(5)
とC62が牽引していました。昭和39年10月に下関電化で20系の蒸気機関車牽引は一旦なくなっていましたが、復活して驚かれたようです。編成表は
カニ21+ナロネ21+ナロネ21+ナハネ20+ナハネ20+ナシ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハネ20+ナハフ20
でした。
瀬野八間
セノハチで有名な瀬野八では上り列車のみ
D52後補機
としてD52がプッシュしていました。昭和38年の広島電化後(6)はEF59に取って代わられました。
あけぼの (代走)
昭和48年4月12日大雨で奥羽本線が不通になり陸羽本線を迂回運転した際、
C58122+C58228
による代走があったそうです。(6)
彗星 (代走)
C57重連
同じく昭和48年5月9日 特急彗星24レがDF50の故障の為か(?)C57の重連で運転されたそうです。(6)
これが特急列車を蒸気機関車が牽引した最後になりました。
参照
(1)鉄道ファン1993年11月号
(2)http://www6.plala.or.jp/orchidplace/C61.html
(3)http://cyuouline.la.coocan.jp/page509.html#%E4%B9%9D%E5%B7%9E%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%99%EF%BC%96%EF%BC%90%E5%B9%B4%EF%BC%89
(4)https://www.toretabi.jp/history/vol29/01.html
(5)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%8C%97%E6%9C%AC%E7%B7%9A%E5%84%AA%E7%AD%89%E5%88%97%E8%BB%8A%E6%B2%BF%E9%9D%A9#%E7%89%B9%E6%80%A5%E3%80%8C%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%80%8D%E3%80%81%E5%AF%9D%E5%8F%B0%E7%89%B9%E6%80%A5%E3%80%8C%E3%81%AF%E3%81%8F%E3%81%A4%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%83%BB%E3%80%8C%E3%82%86%E3%81%86%E3%81%A5%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%83%BB%E7%99%BA%E5%B1%95
(6)https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=338647&id=7573358
この記事へのコメントはありません。