さて本日は先日ヤフオクで落としたマイクロエースのお話。
先日購入したマイクロエースの70系は、ヘッドライト・テールライト共に全く点灯せず、
初めは球切れを疑うほどで
ジャンク品といっても過言でなかったと思うが、ヤフオクの注意書きには
美品
の一言が添えられており、ヘッドライト・テールライトのことにはまったく触れられておらず、要はババをつかまされたのであった。
だが、悔いてもしょうがないので
今回の通電不良の原因を考えてみた
通電不良は普通はカーボンが原因であり(後にこのケースはそうでないことが判明するのだが・・・)、その場合特に液体などをつけなくても、綿棒などでこすればカーボンの汚れは取ることができ、接点を復活させることができる。
そこで、70系を分解し、台車をすべて分解して、綿棒でこすってみたのだが、
綿棒は全く真っ白のまま
で、自分の予測は大きくハズれるたのであった。
原因不明のテールライト・ヘッドライトの不点灯
ということで、一時期70系の箱を見るのさえ嫌になり、新品で買いなおそうかとも考えたのだが、ここで窮地を救ったのが
集電性向上剤loco
である。
集電性向上剤locoとは、車輪と線路の間の導通を改善させる液体のことで、車輪に一滴垂らして使うのだが、
locoを70系の車輪に塗布してみると、
ヘッドライト・テールライトが点灯するようになった!
ではないか!
これは儲けたかもしれないと思ったのも束の間、locoは永続的に効くものではなく、後日
ヘッドライト・テールライトが点かなくなっており、
( ノД`)シクシク…
また元通りに戻ってしまったのである。
しかし、今回は
要は車輪と線路の間で接触不良が起きている
ということがはっきりしたのが良かった点である。
車輪の接触を改善すれば良い・・・というところで目に入ってきたのが
接点復活剤
であった。
お気に入りだったマウスが、USB端子の認識ができなくなってしまったことがあり、その際に購入して結局使わなかったものが偶然目に入り、
ダメ元で接点復活剤を使ってみるか・・・
と思った次第であった。
そこでさっそく70系を持ってきて、車輪に接点復活剤を塗って線路に載せてみて確認をしてみた。
1回目はあまり効果が見られなかったが、ダメ元でもう一回接点復活剤を塗って線路に載せてみると・・・
ヘッドライトがちらつきながらも点灯
したである。
これは
ひょっとすると
と思い、接点復活剤を塗っては綿棒で拭き取り・・・を8回ほど繰り返すと、
見事にヘッドライト・テールライトが点灯(復活)
したのであった。
パンパカパーン
( ノД`)(今年で一番嬉しかったことかもしれない)
いやぁ、
壊れていたものが直るって嬉しい
ことですね!
接点復活剤の商品説明には
酸化被膜を除去
とあるので、要は
車輪の表面の酸化被膜が通電を阻害していた
というのが原因であった。
しかし、
KATOの先代の初期ロットのC57(蒸気神サイトによると1983年製)が
37年たっても何事もなかったように動いている
のに対し、マイクロエースの商品は少し経年変化に弱いのでしょうね。
そして自分の整備リストの中に
集電部の酸化被膜を接点復活剤でとる
という新たな知見が得られたのでこれは嬉しい点です。
しかしながら
接点復活剤にも注意点
があり、要は接点復活剤は潤滑油で構成されているため、車輪に塗布すると
台車回りがベタベタ
になってしまうのだ。
これは要反省で、次からは
接点復活剤の液に車輪を漬け込んで
酸化被膜を取れば影響を最小限に出来るかと思うので、この記事を読んだ人はぜひ参考にしてみてください。
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